日本三大峡谷の一つ大杉谷に行ってきました!
三重県・大台町と奈良県・大台ケ原を結ぶ大杉谷登山道は、黒部峡谷(富山)、清津峡(新潟)とともに日本三大峡谷に数えられ、7つの滝と11本の吊り橋や原生林の森など、奥深く美しい峡谷が「関西の屋久島」とも表現され秘境たらしめています。ただ、その優美さとは反対に、岩場や鎖場が連続する箇所も多く険しいコースでもあります。
大杉谷へ
今回は山中2泊の余裕をもった行程で、大杉谷から大台ケ原と大蛇嵓へ登るコースです。
大杉谷登山中は終始霧か小雨で、皆様、ヘルメットとレインコートで緊張感続きっぱなしの中、岩場や鎖場の点在している道幅も狭い危険な箇所や7つの滝を見ながら、11の吊り橋を越えていきながら秘境を満喫してきました。
スタートは三重県側の第三発電所前からスタートです。松岡ガイドから注意事項など大杉谷登山道のレクチャー後、ヘルメットを装着していざ大杉谷へ入ります!
松岡ガイドからの注意事項を聞いてヘルメットを被って
第三発電所前からスタートです
あいにくの天気でしたが、エメラルドグリーンの沢もお目見えし、モチベーションが上がってきます。入山日は、宿泊する「桃の木山の家」までの6.2kmを登っていきます。
小屋まで6.2km
緊張感ある鎖場や岩場を通過しながら、大日嵓吊橋、能谷吊橋、地獄谷吊橋、日浦杉吊橋と吊り橋を数えながら進んでいくと、最初に現れたのは「千尋滝せんぴろだき」です。
前半はこんなルートの繰り返し
大日嵓吊橋
千尋の滝
千尋の滝(アップ)
続いて、大杉谷の代名詞スポットの1つ「シシ淵」。
シシ渕へ
シシ渕エリア
シシ渕エリア(その2)
シシ渕エリア(その3)
大杉谷グリーン(シシ渕エリア)
シシ渕エリア(その5)
シシ渕エリア(その6)
そしてニコニコ滝、平等嵓吊橋と岸壁・平等嵓、加茂助吊橋を過ぎると、桃の木吊橋の先に「桃の木山の家」に到着です。
立地上、水が豊富なので、お風呂も入れました!美味しい夕食と朝食をいただき、翌日は大台ケ原へ向かいます。
お風呂(桃の木山の家)
夕食(桃の木山の家)
昨日に続いて、鎖場や岩場で緊張しつつも、滝と吊橋が楽しませてくれます。まずは、七ツ釜滝と七ツ釜滝吊橋が迎えてくれます。
次に、2004年の台風災害で山肌が崩落跡の崩壊地を進みます。
続いて、光滝、隠滝吊橋と隠滝、与八郎滝、堂倉吊橋、そして、大杉谷の有名スポット「堂倉滝」に着きました。
堂倉滝からは谷から離れ大台ケ原への登りが始まります。花の時期ではありませんが、シャクナゲ坂を登っていくと紅葉が出てきました。
どんどん登って標高を上げていくと、大台ケ原の最高峰・日出ケ岳山頂に到着です。あいかわらずの霧雨の中と思っていたら、束の間、青空が覗いてくれました。
日出ヶ岳山頂
今日の宿は、大台ケ原にある唯一の宿「心湯治館」にお世話になります。
最終日は、大台ケ原の有名スポット「大蛇嵓」へ。早朝は霧が立ちこめていましたが、朝食のち出発の準備をしていると太陽が出てきました!
途中、牛石ケ原の神武天皇像も気持ちよさそうでした。
大蛇嵓へ![]()
最終日にやっと太陽
紅葉と苔
牛石ケ原![]()
牛石ケ原の神武天皇像
大蛇嵓へ登頂です。強風で先端までは断念しましたが、絶景が広がります。紅葉や青空、大蛇嵓から岸壁・蒸篭嵓(せいろぐら)の眺望なども満喫できました。
緊張感の連続で大変だった雨の大杉谷と大台ケ原、より記憶に残った登山になったのではないかと思います。
ご参加の皆様ありがとうございました!
【文と写真:山添】
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