添乗員ツアーレポート ◆ピレネー山脈トレッキング 添乗記
6月上旬にフランスとスペインの国境にあるピレネー山脈でトレッキングをしてきました。 |
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| ガヴァルニーの小屋前で | ガヴァルニーを前に |
4日目は、ビニュマール北壁を望むトレッキングです。リフトに乗ってから歩き始め、 まずは有名なゴーブ湖へ。このコースで初めにビニュマールの北壁を望める風光明媚なポイントです。 一般の観光客ならこのあたりまで来て湖畔のカフェでお茶を飲んでのんびりという人も多いようですが、 私たちは日本からきた「アルチュウ(歩中)」ですから当然まだまだこの先まで歩きました。 天気もよく気持ちのいい青空の中、マーモットやアイサードのいう小型のシャモニーのようなシカを現地ガイドはしっかりと見つけます。 遠くてなかなか私たちの肉眼では見えにくいのですが、彼には見えているようでまさに野人です。 道は歩きやすいのですが、リフトの時間もあり目標の小屋までは歩けず、泣く泣く途中で引き返すことにしました。 結局リフトぎりぎりだったのですが、こういうところが難しいですね。 |
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| ゴーブ湖とビニュマール |
5日目は、ドッソウ谷のトレッキング。 しかしこの日もあいにくのガス模様。 時折薄日が差すような雰囲気があるので余計に期待してしまいます。 ここにもまた昨日とは違う野草がありました。 タツナミソウやラショウモンカズラの紫色の花弁だけを地面から生やしたような不思議な寄生植物です。 これは日本の図鑑では見かけない種類です。しかも、株によってはかなり巨大です。新緑の淡い色の林床ににょきにょきと生えている姿はなんとも不思議なものでした。 背が1mもあるリンドウにもびっくりです。「これがリンドウ?」と一同驚きの声をあげてしまいました。 |
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| ピレネーの花たち | ||
6日目は移動日でいよいよフランスからスペインへ入ります。 ピックドミディ展望台に立ち寄り、ピレネー山脈を一望しました。 展望台のふもとでは、ヒツジを山に放牧する大事な日にちょうど出くわし、道の真ん中を何百頭というヒツジとそのオーナー、 それにイベントに参加した人たちの行進を目にすることができました。カランカランとベルを鳴らしながら山に上がって行く姿はとても壮観でした。 秋までの間、ヒツジたちを山に上げるのは一年に一度ということなので本当にラッキーな私たちでした。そして、この展望台がある峠は、あの世界的に有名なツールド・フランスの峠越えハイライトの舞台。 ドライバーのルイに聞いてみたところ、毎年見に来るとのこと。欧米では、夏を告げる大切なスポーツイベントなんです。それを証明するかのように、峠には大きな自転車のモニュメントが建っていました。 今年こそはテレビでツールド・フランスを見ようと勝手に決めた私でした。 |
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| ピックドミディからの展望 |
この後スペインに入り、バウゼンという日本で言えば古民家が残る小さな集落を訪れ集落の中を少し散策しました。 空き家になっている家や多少手直しをして現役で住まわれている家などがありましたが、やはりどこでも古民家というのは趣があるものです。 小さな集落なのでとてもフレンドリーで、お客さんの中にはある家に招き入れてもらい中を見せてくれた家もあったようです。ここから次のビエラはすぐ近く。 同じような谷あいの田舎でもフランスとスペインとでは雰囲気がちょっと違います。リゾートという立地のせいもあるのでしょうか、建物は新しいものが多く現代風のリゾート造りなんですが 決してばらばらのスタイルではなく何かしらの統一感があるなと、丘の上に立つパラドールの窓から見たときに感じました。 |
翌日は少々内容を変更して、みんなでピークを目指すことにしました。 ガスのおかげでしっかり歩けなかったこともあったので、ピークに登ることには皆さんに大賛成していただき、 アプローチしやすくほどほどの時間で登れるピークを探して行ってみたのです。 サラナ山、おそらく日本人で登ったのは私たちが初めてでしょう。いかにも山頂らしいとがった頂上は360度の大パノラマ。 ピレネー山脈最高峰のアネト山までよく見えました。こういうことができるのも少人数のツアーの良さではないでしょうか。 |
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| サラナ山にて | サラナ山にて2 | サラナ山からの下りにて |
8日目は国立公園のサンマウリッチ湖畔散策。
今日は天気は文句なし! 青空をバックにした山はやっぱりいいものです。
水と緑と空と山。この組み合わせのマジックに酔ってしまうのでした。湖の周りを散策しながら、滝を眺め、景色のいいところでお昼にしました。
今回のツアーではランチのパンが非常に好評でした。やはり欧米のパンは日本のものよりおいしいのでしょうか?
ほとんどの方がランチや食事のたびにおっしゃっていたので、やはりそうなんでしょう。
私も確かにおいしく感じるのですが、「空腹は最高のご馳走」というのが私のモットーでもあり、
景色を楽しみながらおいしく食べているお客さんを見ながら食べるのが私には一番おいしいく感じるように思います。
この後、公園を出るところで天気が急変し、突然の雷雨となりました。あと5分遅ければ全員ずぶぬれのところでしたので、
本当に運がよかったです。まったく雷雲の兆候がなかったので、これにはさすがに長く山をやっている私もびっくりさせられました。
山で気温が上がる日は侮れません。 |
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(記/ 添乗員:渡辺和彦、写真:渡辺和彦)2011.6.6~15 |