添乗員ツアーレポート◆硫黄岳 添乗記



 入山日の7日は冬型の気圧配置。八ガ岳エリアは降雪こそ無いものの、時折地吹雪の車道や登山道を通って、今日の宿泊地・赤岳鉱泉へ向かいました。 少数精鋭ということもあって、小屋着は早く、明日の稜線での行動に備え、初期制動や耐風姿勢を皆で確認しました。

小屋から横岳

 赤岳鉱泉はアイスキャンディ(アイスクライミング人工壁)や宿泊自体を楽しむ方もいる施設の整った洗練された小屋です。夕食は赤岳鉱泉名物の肉厚ステーキです。

鉱泉名物ステーキ



 8日の山頂アタックは警戒していた風も弱く、絶好の登山日和となりました。稜線に出るまでは樹林帯の急登が続いて苦しいですが、樹氷の美しさと周囲の景色に励まされながら、歩を進めます。

急登が続く

樹氷の間を行く

阿弥陀岳を望む

 稜線に出る赤岩ノ頭の急斜面は、直前の雪面観察で明らかにザラメ雪と新雪40センチとの滑り面が確認でき、過去雪崩発生の事例もあるので特段注意が必要です。

赤岩ノ頭まであと少し

 山頂直下まで進みましたが、惜しくも時間切れで少し残念。

硫黄岳稜線

 しかし、快晴の南八ガ岳稜線から360度の大パノラマを楽しめ、参加者の皆さんの満足度は高かったのではないでしょうか。

赤岩ノ頭より赤岳方面

右から赤岳、横岳

南八ガ岳の大展望

 下りは樹林帯までの急下降に注意を要します。適度な降雪と樹氷の登下行が楽しめ、積雪期の醍醐味を味わうことが出来ました。

展望のなか下山

ピッケルを駆使しての下行

 (文と写真/酒井 祖美)2017.2.7~2.8